【足少陽胆経】は目の外眼角から始まり、上がって側頭部に至り[頷厭]、耳後に下行し[風池]、頸部に沿って【手少陽三焦経】の前を走り 肩上に至ってから【手少陽三焦経】の後側に交じり出て下行して鎖骨上窩に入ります。

▼耳後の支脈＝耳後から耳中に入り、出て耳前を経て、目の外眼角の後方に至ります。
▼外眼角部の支脈＝外眼角から分かれて、下行して【足陽明胃経】の[大迎]を経て、【手少陽三焦経】と眼窩下に合し、下行して[頬車]を経て、 頸部に至り、鎖骨上窩に入る脈と集合し、そこから下行し、胸腔内に入り、横隔膜を通って、肝に絡み、胆に属し、季肋部に沿って、下行して下腹の 鼠蹊部に出て、外陰毛の生え際を経て、側方から股関節に入ります。
▼鎖骨上窩へ直行する経脈＝腋窩の前を下行し、側胸部に沿って、季肋部を通り、股関節部に入る脈と会合して、さらに下がって大腿外側に沿って、膝部外側に出て、 腓骨の前を通って、直下して腓骨下部に至り[懸鐘]、さらに下行して外くるぶしの前に出て足の甲に沿って、足の第四趾外側端に至ります[足竅陰]。
▼足背部の支脈＝[足臨泣]から分かれて第一・二蹠骨間に沿って、拇趾外側端に進み、また爪甲の下を通って、第一趾の上の叢毛部に至り、 【足厥陰肝経】とつながります。

【足少陽胆経】には４４穴位があります。