【手少陽三焦経】は薬指の末端から始まり[関衝]、上がって第四・五中手骨間へ行き、手腕の背部に沿って、前腕外側の撓骨と尺骨の間を進み、 上がって肘頭を通り、上腕の外側に沿って、肩部に上がり、【足少陽経】の後ろから出て、前に行き、鎖骨上窩に入り、胸中に分布し、心包に絡し、 下がって横隔膜を通過し、胸部から腹部に至り、上、中、下三焦に属します。

▼胸中の支脈＝胸から上がって、鎖骨上窩から出て、頸部に上がり、耳後に沿って直上し、耳上方から出て、下に曲がり顔面部に行き、眼窩下に到達します。
▼耳部の支脈＝耳後から耳中に入り、耳前から出て、顔面部で前の脈と交差して、外眼角[絲竹空]に行き、【足少陽胆経】と連結します。
※【三焦】は[委陽]に下合します。

【手少陽三焦経】には２３穴位があります。